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当院の特徴

 おかげさまで30年目を迎えることができました。

当院は、中国医学の診断学である望・聞・問・切(詳しい問診、舌診、脈診など)の四診によって患者さんの病状をしっかりとらえて、どんな臓腑に異常があるか、実症か虚症、中医弁証的に診断し、対応する経絡とツボを治療します。施術する際に一番大切なのが「得気」という治療部位にみられる酸・麻・脹・重という感じです。これは、治療効果がでるかでないかの鍵であり、いわゆる治療の基本です。

 神経痛、腰痛症、五十肩などの病症にはもちろん、難病あるいは、なかなか治らない一般の病気に対しても施術しています。様々な症状に最適なツボを選び治療することで症状を改善していきます。針・灸治療はうつ病、パニック障害、統合失調症、重度不眠症などの自律神経失調、更年期障害、難治性皮膚病に効果があることが多くの臨床病例から証明されています。

 中国針は太くて痛いというイメージがありますが、熟練した術者が施術するのでほとんど痛みは感じず、むしろ心地良さを感じるでしょう。また、副作用の心配はありません。安心して治療を受けて下さい。


中医学の特徴

 中国(漢方医学)は総体論と弁証思想を基礎としています。総体論は人と自然との関係を研究して、人体のそれぞれの機能がつねに自然の影響をうけているとするものである。また、人体の本身を研究して、人体は一つの統一した有機的な一体であって人体の各組織器官の間には、生理的にお互いに連携があり、病理的にお互いに影響しあうものであるとしている。こうした関連と影響は五臓(肝・心・脾・肺・腎)を中心として経絡の連携を通じて実現するものである。内臓に病気があれば身体表面の器官に現れ、身体表面の器官に病気があれば内臓に影響するという。総体論は尚、精神と人体の関係を研究して精神上の過度の刺激や長期的な抑圧はいずれも人体の正常な生理的機能に影響を与えるとしている。たとえば「内経」の中では≪怒りすぎれば肝を傷り、喜びをすぎれば心を傷り、思いすぎれば脾を傷り、憂いすぎれば肺を傷り、恐れすぎれば腎を傷る≫と指摘している。

 弁証にいたっては単に症状を指すのではなく、臨床でのすべての総合的な表現を指すのである。疾病とは人体内の「正気」と「邪気」との矛盾、衝突からくる消長の過程での表現と考えている。正気は人体内部の抗病力で、邪気とは病気をもたらす要素を指す。邪気が人体に侵入したときには、正気は必ずそれ相応の反応あるいは抵抗を示すものでこうした証候を分析、弁別することである。


鍼灸治療の効能

 鍼灸治療は主として陰陽の調節、経絡の疎通、気血の調和、正気を助け、邪気を取り除き人体の抵抗力と反能力を促進させ、病気に打ち勝ち健康を回復させると考えられています。

 現代の医学研究では鍼灸刺激が自律神経系、内分泌系、免疫系に作用して反射性の筋緊張の緩和、血液及びリンパ液循環の改善、鎮痛、鎮静等の作用があり、生体の恒常性(病気を自然に回復させる作用)に働きかけるのではないかと考えられています。